Sustainability Report 2023

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Sustainability Report 2023

人事評価・人員配置の仕組み

当社の人事制度はフェアであることを人材マネジメントの考え方の根底に置き、「職務を基準とした”フェア”な等級制度」、「”Pay for Job / Performance”の報酬制度」、「”透明性”のある評価制度」の3つをコンセプトとしています。

人事評価については、職務目標評価(目標管理)と職務行動評価(コンピテンシー)の2つの評価軸のもと、評価プロセス・基準を評価者に開示することで透明性と公平性を担保し、①上位目標・職責と連動した目標設定、②リアルタイムのフィードバックと進捗確認、③メリハリある評価・処遇を行うことで組織としての業績目標の達成と個人の成長に繋げています。一般社員については2024年度より本評価制度の本格運用を開始するため、評価者・被評価者両方を対象に、人事評価に関する説明会を実施し、職責に応じた適切な目標設定と評価制度の理解浸透に努めています。

人員配置については定期的に各部門における幹部社員のポジションや後継者プラン、タレントに関するレビューを行うとともに、ラインマネジメントのポジションについては任期制を設けることで、人材配置の硬直化、業務の属人化、登用機会の減少防止に努めています。各従業員に対しては、年に一度希望する業務内容や異動部門を申告できる仕組みを設けキャリア展望を把握しているほか、上司と部下との間で高頻度で定期的な1on1を実施し、中長期のキャリア開発に繋がる対話を行っています。また社内公募制度や社内副業制度により従業員が自身のキャリアを選択し、実現できる機会を設けており、従業員の意欲を引き出しつつ、適切な人材配置と任用に繋げています。一方で、個々人の都合により退職を余儀なくされた意欲のある従業員の復職を可能とするため、ジョブリターン制度も整備しています。